2011年オリジナル作品

【GUMI】輪郭のない街 2011/12/2

7作目*

「生きる意味もないし 死ぬ勇気もない」

 

music&movie:もぐもぐぽてち/illust:ちぇり*

「輪郭のない街」

 

輪郭のない街 白黒な日常
未来予報図は曇りのち雨

「生きる意味もないし 死ぬ勇気もないし」
小さく笑って 呟いた君

「もしも投げたコインが 表なら
いますぐ窓から 飛び降りてしまおうか」

逆さまに映ったこの街が 小さな君の体を吸い込み 包んで
鮮やかに染まっていく世界 君の目にどんな風に映ったの?

壊れかけた時計 曖昧な地図帳
「世界は何も変わらなかったよ」

要らない物ばかり 増え続けていった
欲しいものが 何かもわからずに

「もしもこの世に 君がいなければ
この灰色の空 蹴散らせるのかな」

変わる回る歪むこの世界 小さな君の手が僕の首を締め付け
頬に降り注いだ 一雫 震えてる 初めて見た君の表情
見とれていた

逆さまに映ったこの街は 小さな僕たちを飼いならした 牢屋で
逆さまに落ちてく君と僕 もういいよ 戻れない二人だから

何度でも繰り返しても

間違いばかり犯してく

【初音ミク】ふたり、ひとり。 2011/10/17

6作目*

「始まった瞬間終わった」 わたしは独り、歩く。

 

music&movie:もぐもぐぽてち/lyric:夜刀 愛

「ふたり、ひとり。」/ lyric:夜刀 愛

 

あなたと出逢えた日のこと 今でも忘れられないままで
好きという一言さえも 言えないまま終わったね

夢の中なら二人幸せだった
目を開くと独りきりでも
あぁ それでもあなたが居るのなら
わたしは独り歩く 

遠くから見つめている目と
あなたが重なる瞬間に
静かに目を閉じ 浮かべてる
あなたの笑顔だけを

始まった瞬間終わった
気持ちはずっと続いてるのに
どうしてあなただったんだろう
叶うはずはないのに

現実の二人は笑い合う
幸せそうに笑っている
とりとめのない会話繰り返し
わたしだけを置いていく

遠くから見つめている目が
あなたと誰かを映し出す
わかっていたのに 止まらない
涙だけが増えていく

いつもと同じ道を歩く
わたしはたった独りだから
静かに目を閉じ 逃げるように
小さくただ笑った

あなたと出逢えた日のこと 今でも忘れられないままで
好きという一言さえも 言えないまま終わったね
最初から終わってたね

【GUMI】ヨセアツメの花束 2011/9/23

5作目*
名前のない枯れた花でも ずっと君が好きです。

music&movie:もぐもぐぽてち/lyric:春堂
illust:392@元:輝(akira)

「ヨセアツメの花束」/ lyric:春堂

 

ぐらついた視線を脳内で補正した
舌出した癖に涼しい顔をして

さび付いたネジのまま頭を抱えて
早まったことになんか目を伏せて

いいや いいや いいや こんなもんで
寄せ集めの花束で
不揃い結構
ダサくて上等
僕には似合うし
汚い大気空気吸って
君にあげる言葉吐いて
名前もない枯れた花も
君が輝かせるんだよ

ふらついた足下両腕で補強した
痛むココロだって平気なんて顔をして

周りは見るんじゃねぇよ前だけ見据えろ
君にも話せると思うんだ

いいの いいの いいの 君がいいの
寄せ集めの花のように
不格好結構
非対称上等
受け止められるよ
ちゃんと目見てわかって
大間抜けって笑ってよ
誇りもない臆病者
君が輝かせるんだよ

滲んだ世界拭って今手を伸ばして
君ばっか見てたよって伝えたくて

ずっと ずっと ずっと 好きだよ
寄せ集めの言葉でも
伝わってる?
形にして
花束みたいだ
いいの いいの いいの? 聞かないで
胸を伝う鼓動汲んで
名前もない枯れた花は
君のこと好きなんだよ

【初音ミク】おひるねホリデイ 2011/8/26

4作目*
『現実(いま)の私にだって魔法は使えるよ!』


music&lyric:もぐもぐぽてち/illust:濁流

「おひるねホリデイ」

 

天気マークは はれ お出かけ日和だけど
今日はもうスケジュール 決まっているのよ

ふかふか花柄のベッド お日様の香りがふんわり
目覚ましもオフにしておひるね おやすみなさい♪

目を閉じて ふわふわり 夢の中に落ちてく
大好きな物語たち ほら 始まる
目を開けて 本当の私が描くストーリー
たくさんの雨 降り注いでる だから
まだ帰りたくないの 夢にいさせて!
おひるねホリデイ

ほっぺに流れてた 雨のしずくをふいて
おふとんの優しさに 包まれてたいの

アイドル ナース お姫様 魔法少女や 気まぐれ猫
夢の中の私は どんな夢も叶えられる♪

目を閉じて ふわふわり 夢の中へ飛んでく
大好きな物語たち いま 輝く
目を開けて 本当の私が描くストーリー
どんな私自身に なりたかっただろう?
ふと全ての景色の色がなくなって
ぱちんと 目が覚めた

いつから弱虫 泣き虫になっただろう?
いつから諦め上手になっただろう?
幸せにできるのは自分自身だけなの
現実(いま)の私にだって魔法は使えるよ!

目を閉じて ふわふわり 夢の中へ飛んでく
大好きな物語たち いま 輝く
目を開けて 本当の私が描くストーリー
夢は夢で終わらせたくない だから
まっくらなカーテン開けて 夢見るの
おひるねホリデイ

【初音ミク】Mermaid Summer 2011/7/14

 

3作目*

『水平線まで たどり着けたら 永遠はあるの?』

 

music&lyric:もぐもぐぽてち

「Mermaid Summer」

 

海の底に気持ちを沈めて
夢みるだけの恋だなんて もう嫌なの
君と初めて出会った日から
私の胸 焼け付く太陽よりも熱くなってる

キレイな声も 虹いろ尾びれもいらないわ
一緒に歩ける足がほしい
''願い''を''勇気''に変えて 恋の花火咲いた
君との 夏始まる

ふたり恋の波さらわれて くらくら溺れちゃう
季節とともにこの恋 泡になって消えちゃっても
来年もまたこの海辺で 会う約束なんて
信じていいの? ふたり恋に落ちた夏の日
マーメイド・サマー

空と海が 橙色に溶けて 太陽隠す
水平線まで たどり着けたら 永遠はあるの?

アイスの味も 波の冷たさ 汗の跡も
繋いだ手や キスの感触も
本当は想い出になんかしたくないのに
さよなら 大好きな人

ふたり恋の波さらわれて くらくら溺れちゃう
季節とともにこの恋 泡になって消えちゃっても
来年もまたこの海辺で 会える気がしてるの
忘れないでね ふたり恋に落ちた夏の日
マーメイド・サマー

【初音ミク】愛なんて壊しちゃえ 2011/7/1

2作目*

『心まで 一つになれたなら』

 

music&lyric:もぐもぐぽてち

「愛なんて壊しちゃえ」

 

愛だって恋だって 全部壊しちゃえ

君のことを思うと 胸がざわめく
人はこれを''感情''と決め 愛だ恋だと騒ぐ

思考回路は ただの電気信号
なのに何故だろう
馬鹿みたい 馬鹿みたい 馬鹿だ!

愛だって恋だって 全部もっとぎゅっと壊しちゃえ
愛なんて恋なんて 全部きっとずっと紛い物
目に見えないものなんて 全て信じられない
君がここにいれば それでいい

抱きしめて抱きしめて 手に入れたかったもの
心まで心まで 一つになれたなら

君の瞳は ただの鏡みたいで
映る姿は
馬鹿みたい 馬鹿みたい 馬鹿だ!

愛だって恋だって 純情ぶってキャッて騒ぐだけ
愛なんて恋なんて いつか消えていく幻で
「愛してるよ」「そばにいて」「君を守る」「大好き」
全て嘘だ!黙れ!

愛だって恋だって 全部もっとガッて壊しちゃえ
愛なんて恋なんて 全部きっとずっと血まみれで
君の存在が僕を 苦しませるのならば
僕の腕の中で 果ててくれ

【初音ミク】end continue 2011/6/16

処女作*

『僕は僕を殺したら あの日に戻れるの?』

 

music&lyric&illust:もぐもぐぽてち

「end continue」

 

夢なんて見ていないの 未来なんていらない
僕は僕に嘘ついて 呪いをかけた

君は太陽の光 僕は影に生きている
鏡のようで 割れるのが怖かった

愛しているから 愛してほしい
守りたいけれど 崩したくなる
涙の数だけ 傷つけたくて
君の笑顔さえ 壊してしまいたい

君と歩く道は迷路のようで 平衡感覚さえない どこまでも続いていく
目を開けることも 息をすることも 歩くことも 君といることも 怖くて 苦しい
僕は僕を殺したら あの日に戻れるの?


夢の中だけでならと 願ってしまっていた
こんな僕にも未来が ありますように

ほんの小さな願いは しだいに大きくなり
僕の心に 悪魔が住みはじめた

切なる想いは 刹那に燃えて
憎しみにも似た この感情
何も変わらない 何も変えられない?
僕は僕の手で 全てを終わらせる

君と歩く道は迷路のようで 平衡感覚さえない どこまでも続いていく
目を開けることも 息をすることも 歩くことも 君といることも 終わりにしようか
僕は君を殺したら あの日に戻れるの?


君と歩く道は迷路のようで 平衡感覚さえない どこまでも続いていく
目を開けることも 息をすることも 歩くことも 君といることも 怖くて 苦しい
僕は君を殺せない 君を愛してるの